「栗の渋皮煮」、課題提出って感じ
えっと、「栗の渋皮煮」って、今月の課題でしたっけ?
なんだかブログ友達(勝手にそう呼ぶとすれば)の皆さん、やることが凄いんですけど?
私も作んなきゃ、と半ば脅迫観念に捕われていました。(笑)
去年日系スーパーで「栗10粒パック×2パック」が結構高くて、そのくせ栗ごはん1回とちょこっとケーキに使って終わりで、物足りず。
しかも去年作った時に、子どもの反応が今ひとつで、栗ごはんも
「さつまいもご飯の方が好き」
と無惨な思いをした覚えがあったので、今年こそは作るかどうか迷っていた栗の渋皮煮。
アメリカ人はあまり「栗」に馴染みがないのかこの近所では手に入らないけれど、週末のシカゴ郊外、日系スーパーじゃないヨーロッパ系スーパーで「韓国産」の栗を見つけた。
それが大粒で見た目きれいで、しかも安い。
ということで1キロ買って来て渋皮煮を作った。
栗そのもののほっこりした甘みが少ないのは素材そのもののせいにしておこう。
灰汁抜きの際に皮が少し破れたものは、渋皮とって栗ごはんに。
秋の課題が提出出来たような満足感。やったぜ〜って感じでしょうか。
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昨日の日曜日、ナーとニーがベビーシッターの真似事をした。
いや、初回は本当に真似事だったけれど、昨日は2回目だったこともあって、なかなかしっかり子守りしていた。
本当のベビーシッターとして「働いてお金をもらう」には年齢的に数ヶ月足りないのだけれど、そこは「我が家で預かり、私がそばに居て責任をもつ」ということで引き受ける。
先方の申し出で2人のお子さんを1時間3ドル、計5時間預かってバイト料は15ドル。先方は「破格のシッター代」に至極恐縮しているのだけれど、本来はバイトできない立場なのだし、これはもう「知り合いのおばさんがお小遣いをくれる」ということで三者了解。
しかしながら、この「お仕事」、なかなか彼女達にとっていい経験になっている。
まず、日曜日と言えばたらたら過ごしていたのが、「彼らが来る」というので例えば補習校の宿題を「来る前に」と集中して一気に片付けたり、
自分たちより小さい兄弟や従姉が(ここに)いないので「面倒をみる」ということや、
お金をもらうに対して「責任感をもつ」こと等に、なかなかいい影響を与えてくれている。
前回初めて預かった時に、実は普段から親子連れでよく遊んでいるだけに、私としては特別な構えはなかった。
けれど、ナーがぼそっと、
「なんだか従姉達と遊んでいるみたいですっごく楽しかった〜」
と言ったのには、普段親戚がいなくて淋しい思いをしているということをあらためて感じてぐっと来て、
「また遊びに来てもらおうね」。
ということでこちらとしてもいい事尽くめ。こちらが感謝しているぐらい。
で、昨日お迎えに来て帰り際、そのママが「バイト料」をナーに渡しながら、
「ねえ、バイト料、こんなのでいい?」
と言ったらば、ナーが、
「いや、もらえません。いいですよ〜。」
だって。
「ここで日本人的遠慮するなよ、もらえるものはもらっておけ」
と、私がツッコミを入れる。(笑)
そうしないと、先方も頼みづらいのだからして。
ママの方も笑いながら「遊びじゃないのよ。ちゃんと面倒見てくれたんだもの」とフォローしてくれたんだけど、そこへニーが飛んで来て、
「ねえ、来週も遊びに来てくれる?」
だって。
ねっ、本人達働いたなんて思ってないんだから。(笑)
さて、肝心のバイト料はナーが8ドル、ニーが7ドルと仲良く分けた。
なかなか、2人なりにどれだけ分担したかの比率は分かっているらしい。
お金の問題ではないけれど、責任を果たす大切さを理解して欲しい。
そして、その内お金の価値が分かるようになれば、きっと
「勉強して偉くなって、ガツンと稼いでお父さん,お母さんに楽させてあげよう」
と思ってくれる、よね。
期待してるわよ〜。あっ、そんな話じゃないか。(笑)
追記;
この後夕飯に食べた栗ごはんは2人ともバクバク食べた。
ついで「デザート〜♪」と、栗の渋皮煮もナーはチビチビ、ニーは一口でパクリと食べた。
「栗ってこんなに美味しかったっけ〜。ねえ?!」
という2人にそのイメージの根拠になった栗料理をあげてもらうと、ナーは「栗の粒が入ってた羊羹」。なるほど。
で、ニーは?
「栗の形をしたおまんじゅう!」
あっ、残念でした〜。この前の「栗まんじゅう@日系スーパー」は本物の栗は使ってないからね〜。(笑)
本物が美味しくて良かったと言う話。今年は作った甲斐がありました。
by riuilusa
| 2009-10-20 05:59
| Sweets&Jam