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 "Parent's Lunch" 学校のお昼ご飯

毎年恒例の"Parent's Lunch"は子供と一緒に学校でお昼ご飯を食べるもの。その前後に子供の教室に出向き、授業を覗くことも出来ます。
私が子供の頃の(日本での)授業参観と違って、出たり入ったり自由な雰囲気。

「授業参観だから」って、念入りに着飾って化粧して出かけたりはしません(笑)

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ニーのホットランチ。この日のメニューは、
ブレッディッドチキン(チキンナゲットの大きいもの)
ガーリックトースト
レタスサラダ
オレンジシャーベット
チョコレートミルク
ちなみにミルクは普通の白かチョコレートか、好きな方を選べます。

ニーのランチは親子揃ってあっという間に完食。
結構お腹が膨れます。

 \"Parent\'s Lunch\"  学校のお昼ご飯_f0141867_5251914.jpg


ナーのホットランチ。今日のメニューは、
サブサンドイッチ
(生の)ベビーキャロット
(袋に入った)リンゴ、キャラメルソース付き
シュガークッキー
チョコレートミルク
いつもは発泡スチロールのトレー(使い捨て)に乗せてあるランチが、今日は紙袋に入っていて、まさにピクニックランチの様相。
でも、サンドイッチにはハムとチーズが挟んであるだけ(アメリカ人はパンにバターを塗らないみたいで)なので、お好みでレタスやピクルスを挟み、ドレッシングをつけて食べます。(まあ、そんな間もなかったのですが)

ナーのランチは、親子揃って食べきれず。サンドイッチが精一杯。
しかも、「生のニンジン」。これだけの量、ポリポリかじってたら時間がかかる・・・

面談で先生に会った時も申し上げましたが、昼食の時間が本当に短いのです。
今回は親が来るので特別に40分設けてありましたが、普段は「12時10分から20分まで」だとか。
10分でニンジンかじってる間は無いよね・・・

実際、予定では40分のランチタイムも20分過ぎた所で上級生が入って来て、それを合図に子供達はそそくさと片付け(食べきれなかったものはポイッとゴミ箱へ)、親も仕方なくその場を離れました。
「おいっ、封を開けてないリンゴは家に持って帰れよ!」
と、叱りたい気分をぐっとこらえて。
本当に胃の痛くなる食事風景。

アメリカでも栄養学的に見直そうという動きがあるようですが、現場の実態はこんなものです。サンドイッチ一切れ食べる時間もないのに、バランスの取れた食事を得るのは不可能だと思うと、ますます日本の学校給食がうらやましい。
家からランチを持参している子供達のその中身も、相変わらずチップスだけとか、クラッカーにチーズとか。
もしもアメリカで日本のような学校給食が実現したら、その安心感からアメリカ人の親はますます家で食事を作らなくなるでしょうね。

しかし、これでも随分ましになりました。
4年前初めてのランチで、大きさも固さも草履のような塩辛い「ハムステーキ」が出され、しかもそれが2年続いた時にはアメリカ人でも怒ったもので、あれからあのハムはメニューから消えた様子。
"Parent's Lunch"のメニューも親子揃って喜ぶメニュー(まあ、サンドイッチとかチキンナゲットとか)に切り替わり、学校からのお手紙にも、
「おいしくて栄養価の高いランチを一緒に食べて下さい」
とあります。(かなり疑問が多いけれど)

実際は「ホットランチ嫌い」な子供の為に、マクドナルドやサブウェイでセットを買ってやってくる親が半数以上。
毎度のことながら、なんだかなあ、なランチタイムでした。



お菓子と子育てとへなちょこおかんのアメリカ生活 
「365日の予定調和 Vol.2」