ガレージセール

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先週の金曜、土曜にガレージセールを決行。これは開始前、朝7時半の準備中の風景。
チェックする度に変わる天気の予報にやきもきしながらも、ニーが作ってくれた「てるてる坊主」が功を奏して当日は見事に晴れ、無事一仕事済んだ。

近所の日本人にも声をかけ、要らないものはついでに持込んでもらい、前日の準備や当日は早朝からのお手伝いを頂き、皆さんにご迷惑をおかけしました。ありがとうございました。

こちらに来て丸6年。
「仮の住まい」と肝に命じ、自分の好みは押さえ、できるだけ買い控え、家具や電気製品、台所用品やら子どもの服まで、その多くを我々よりも先に住んでいた方々から譲り受けたものでまかなってきた。
シカゴ近郊と違い、数えるほどしかいない日本人家庭だけれど、それはそれ。先に日本に帰国される方々にとっても、我が家はいい「譲り先」だったかもしれないが、「何でも頂きますから譲って下さいね」と厚かましさを繰り返すうちに、使わないものまでが地下室に溜め込まれていた。勿論、私自身が買って、結局使いこなせずしまい込んだものもあるわけで。
子どもの成長につれ、着なくなった衣服も溜まる一方。近所でのガレージセールを横目で見ながら、我が家の「お荷物」も「捨てることはない」と溜め込んでいるうちに良い「隠し場所」であった地下室も扱いにくくなり、暇ができたこの春は、ここは一息に片付けるかと決意したわけで。

狭い我が家によくぞこれだけのものが仕舞ってあったと、我ながら感心する品数。5月に入ってからは、荷を引っ張りだし、仕分けし、一つずつ値札を貼る作業に没頭した。
地元の不動産屋が毎年主催する「町を挙げてのガレージセール」に名を連ねたので、新聞に出す広告料も、道沿いに貼って回った看板の材料もタダですみ、元でもかからなければ、売ったものは全て「お駄賃」というありがたい状況で、しっかり楽しみながら片付けを済ます事ができた。

何よりも本当に楽しかった!
売れるのは勿論爽快だし、我々よりもずっと経験者である地元のお客さんも心得たもので、ちょっとした値引き交渉もイヤラシくなく、気持ちのいいものだった。儲けが目的ではないとは言いながら、しかし欲目を出すと存外売れないもの。「片付けることともう一度使ってもらうことが今回の目的」と自分に言い聞かせ、言い値通りに売ることを心がけたら、気持ちよく沢山売る事ができた。
あんまりよく売れるので、夫までも、
「俺、何か売るものないかなあ」
と言い出したけれど、どう考えても彼の持ち物はパソコンとゴルフセットしかなく、残念そうだった。

売れ筋はやはり子どもの服と、おもちゃ。次いで電気スタンドやコーヒーメーカー、使い古した掃除機等の小さ目の電気製品。(→いわゆる、帰国の際に、最後の最後、やむなく家に残るもの。)
自転車も売れた。机の引き出しにほったらかしになっている使いさしのクレヨンや鉛筆、おもちゃ箱につめこんであった縫いぐるみやマックのキッズミールについていた「オマケ」まで。勿論一品10円やそこらだけど、捨てずに貰われていくのは嬉しい。
一方で殆ど手つかずに終ったのが、大人の服や写真たてに食器類。やはり大人の嗜好品は受け取り手が少ないのはお互い様。

ありがたいことに、かなりのものがさばけ、売れ残った子供服も知り合いが引き取り手を知っているというので持って帰ってもらい、一掃。
無事終了した土日は、もう一息頑張ってガレージと地下室の掃除をしたので、見た目も気持ちもすっきりした。

もしも「捨てるにもったいない」と置いていても、そのうち使い物にならなくなっていたものばかり。
子どもの服、特に4、5歳までの服は、シミだらけでも「どうせ汚すのだから」と案外喜んで買ってもらえる。もちろん、Tシャツであろうが、トレーナーであろうが、10¢、20¢の値付け。行事用のドレスでも、せいぜい3、4ドル。
「ああ、この服、ナーのお気に入りだったなあ」
なんて思い出しながら、袋に詰めていった。

ガレージセールをしなければ、あれはそのまま "Landfill"=「埋め立てゴミ」になっていた。それが「もう一度」使ってもらえるならば、私たちも貰われていった物達も、最高に嬉しい。

「物を大事にする」、「ゴミを出さない」。そして、一番大事なことは「余計なものを買わない」。楽しみながら親子揃っていいことを学んだ週末だった。

で、売り上げは?

子どもが供出したおもちゃの売上金から少し分け前を与え、残りは私の懐へ。(笑)
いや、今、新しいビデオカメラを物色中なのでそちらに充てる算段で。
10年使ったそれが、この2年ぶりの帰国を前にとうとうぼやっとして来たので「仕方ない」のである。

「これからは何でもかんでも欲しがらずに、物を大事にしようね」
ナーとニーにそういった手前、これを使って「食器棚の肥やし」を増やすわけにもいかないデス。
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