GEDの受験

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この写真は結婚記念日にもらった花とシャンパン。
そう言えばそういうこともあった、この2週間;

補習校の授業参観もあれば、現地校の保護者面談もあり、
娘達とインフルエンザの予防接種を受けるに大騒ぎしたり、
以前この町から引っ越して行った友人が久しぶりに遊びにくれば、
翌日にはこの田舎に新らたに住まわれることになった日本人の方を迎え、
我が家で初めて黒人とワンちゃんがお泊まりするというダブルサプライズがあれば、
ナーが現地校のコーラスのメンバーに選ばれて地域の音楽祭に参加したり、
そして、大忙しのハロウィーンもあり。

ブログのネタには困らないぐらい必要充分以上に色々あった(そういえば、夫の頭痛月間も無事終了した)のだけど、結局約2週間ブログを放置してしまった。というのも、合間合間に"GED"という試験のために受験勉強なんぞしていたからです。
9月に入って忙しくなったのはそういう訳で、ブログまで休むつもりではなかったのだけれど、切羽詰まってまずさを感じ、一夜漬けならぬ詰め込みをしてました。

試験と言っても決して大層なものではなく、でも、馴染みが無いのでわけがわかんないですよね。自分への覚え書きのためにも以下、何がどうだったのか、ちょっと書いておきたいと思います。


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"GED"とはアメリカの資格試験の一つで、合格すると高校卒業と同等の資格が得られます。アメリカの教育制度では幼稚園から12年生、つまり高校卒業までは無償で公立の学校に通える(義務ではない)のですが、何らかの理由、例えば家庭の事情やいじめ、で高校を卒業できなかった人が、就職や上の学校に進むにあたって高校卒業資格を必要とした場合に取得し、利用できる仕組みです。

試験の内容は、リーディング(読み)、ライティング(文法中心)とエッセイ(作文)、数学、理科、社会。これにイリノイ州では"Constitution Test"と言って、アメリカの憲法と政治に関する一般常識のテストが含まれます。

英語で受けるというのが最大のハンデだけれど、内容自体はせいぜい中学で習い、高校生なら常識で判断出来る、という作り。難度は高いわけでなく、その価値と用途からみても運転免許証と同じ類いのようなものではないかと思ったりして。

さて、試験の日程はほぼ毎月、第1週の週末あたりに組まれており、1科目65分から90分で2日間に渡り行われ、その受験料は35ドル。合否は科目ごとの最低点と総合点が合格点に達していれば良く、落とした科目は個別に受け直しができ、その場合は1科目5ドル(ライティングとエッセイはワンセットで10ドル)となっています。こういう点が気楽なところ。

実は誰でも受けられるかと言うとそうではないかもしれない。「かもしれない」というのがアメリカらしい所で、対処する人によって判断が違うという所がミソですね。
例えば日本で高校以上を卒業した人間は、受けたいと思っても受付ではねられる可能性がありそうだと。なぜなら「高校卒業資格が必要な17歳以上」が受験資格だからで、例えばアメリカで進学や就職を志望した場合、通常は日本での卒業証明書がその申請に使えるのでわざわざアメリカで高校卒業資格を取る必要がなく、逆に「必要でないなら受けさせない」という姿勢もあるからです。

「ミリタリー(アメリカの軍)に入りたいならGEDが要るよ。」と言われたこともあって、それは違うのだけど。

私の場合は、受付時に「日本の高校以上の卒業資格をアメリカ国内で何かの申請に使ったことがあるか」という質問にノーと答えたら、納得行かないような顔を示しつつ、通してもらうことが出来ました。受付嬢の気分次第、という感じなのか?

なぜ受験したかというと、それはもう成り行きですね。

ESL(外国人のための英会話教室)の授業料が無料なのをいいことに行ったり行かなかったり、だらだらと通っていたらGEDのクラスに飛ばされ、そこでものんびりとサロンのように通っていたら、とうとう「さっさとテスト受けたら」と。先方も仕事なので、毎年ある程度の人数を卒業させなければ州から予算も得られないわけですから。

そもそも資格を得ることが目的で通っていた訳ではないのだけれど、そろそろ恩は返さねばと思い、受けるからには通らねば。何度も受け直しが出来るとはいえ、寒い冬に持ち越したくない。ということで、この2週間はできるだけテキストに向かうようにしていたのでした。

そこはそれ、雑務多く、なかなか集中できなかったんですが。

結果としては社会がマズいかな。時計を見間違えて時間配分を違え、50問中最後の2問を解かずに終えてしまったから。
普段の練習では「まあ、なんとか」というレベルだったので、そこから見ても、合否は五分五分。だめならだめで気持ち切り替えて受け直しとなり、むしろすっきりするのだけれど、発表までの3週間はちょっと気がウロウロするかも。

結果はさておき、取りあえず振り返ってみると今回は楽しかったですね。算数や理科社会は子供の宿題を解いているみたいで楽しかったし、エッセイ(つまり作文)の書き方なんて、合理的な考え方が作文にまで出るのかと興味深かったし。

試験日自体は質問の数が多くて試験時間も長く、そこはつらかった。
土曜日は朝7時45分に集合して1時に終わり、腹ぺこになるやら目はしょぼしょぼするやら、なのにそこからは大急ぎでナーの出る音楽祭に向かわなければならなかったし。
次、月曜日は午後3時から始まり終了は8時とあって、帰宅した時にはホントにもうクタクタでした。

テストの前日には緊張してイライラして、自分が緊張していることに驚いたり、日曜日を挟んで土曜日と月曜日の試験日程だったので、この日曜日は一人家に籠っていたりと、何かしようとするとやっぱり家族にも迷惑をかける。それは申し訳なかったと思う。

申し訳なかったと思うけれど、久しぶりに「テスト」というものを受けて、私は楽しくて面白かった。何かにチャレンジするというにはいつでも楽しい。ちょっと資格マニアの気があるやもしれぬと自分の一面をみたりしました。この資格でもって何かしようという気がないところがポイントです。



ということで、試験も一応終った今日からは平常運転です。
受かってしまえばGEDに通うこともなくなるので、その時間はまた別のことができるわけで。勿論受かっていれば、の話だけれど。

さあ、次は何をしようか、それを考えるのも新たな楽しみです。
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