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栗の渋皮煮とお善哉、と、落ち葉掻き

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先般ちょこっと書いていたお善哉。白玉と渋皮煮の他に、二切れだけ残っていた「玄米餅」を切って茹でて入れた。なんだかお店で頂くみたいに豪華な味。

小豆は簡単に炊けるから、ものぐさな私にもありがたい。しかも私は「つぶあん」派。まさに炊くだけ。加えて、煮えた所に砂糖をてきと〜に入れて、てきと〜に「力づく」でかき混ぜ、いつも見た目無惨な仕上がりになるので、心の中では「つぶしあん派」と呼んでいる。

さて、ナーとニーが「すっごく美味しい♪栗ってこんなに美味しかったんだ〜♪」と喜んでくれたお善哉も過去の話。冷蔵庫に残った渋皮煮をさて何に使おうかと思案中。栗入りのチョコレートケーキ焼いたら終っちゃいそう。けれど、渋皮煮をもう一度仕込むかと言うと、今の所「気力なし」。
それどころじゃないって気分でもって、台所に立つ気力もすっかり失せている。
つくづく、パンやお菓子なんて自分にとっては「心の余裕の産物」なのだなあと思う。

夕飯作らなくていいなら、甘いもの焼いていた方がいいんだけど。(笑)



さて、「秋の味覚、栗」と騒いだ所で、そもそも「旬のもの」と言う概念の薄いうちの娘達。
栗のイガ拾って生グリ拾ってなんて経験のないうちの彼女達にしてみれば、栗=秋の味覚という意識はあまりなく。

むしろ我が家にとっての「秋」と言えば、

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落ち葉掻き。

相変わらず降ること、降ること。

掻き集めた落ち葉は全面道路すれすれの所に積んでおく。(道路に落とすと下水に詰まるから禁止されている)そうすると、待ちかねた所にこうやって市の「落ち葉回収車」がやってきて、巨大なストロー付き掃除機で吸い上げて行ってくれる。

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去年も書きましたね、この話。

ウチの木の落ち葉は毎日西から東に吹く風に飛ばされて、その量の半分以上が東隣のドライブウェイと庭に積もって行く・・・隣のご夫人が毎日落ち葉掻きしている姿を見るのが嫌で、できるだけ鉢合わせしないように、毎日こそこそしている。

彼女は私たちがここに来る、数十年も前からずっと毎年、この木の落ち葉を掻いて来たのだ。
昔は清掃車なんて来ないから、皆庭でせっせと焼いていたらしい。

しかし最近では、「喘息や気管支系疾患の方に配慮して、庭でたき火や落ち葉を燃やすのは辞めよう」という話もしばしば聞く。

「時代は変わるけど、落ち葉が毎年降るのは毎年の自然の摂理よ。ね、エクササイズだから気にしないで。」

と言う彼女なんだけど、ホントかなあ。いいのかなあ。


と、色んなことを考えるのが面倒になると、引きこもって本に逃げる。
先般買い込んでしまった本の中で、「好きなものは最後に取っておこう」と思っていた北村薫氏の「街の灯」と「玻璃の天」。私がこの作者を好きな理由がもっちり練り込まれていて、一気に読んでしまった。

三部作の最後は買い損ねた「鷺と雪」なんですけどね。

さあ、どうする?!(笑)
by riuilusa | 2009-10-28 04:42 | Sweets&Jam