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The Museum of Science and Industry

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土曜日に、ニーのリクエストでシカゴはダウンタウンの南にある”The Museum of Science and Industry”に行って来た。ここは12月になると、世界の文化をデコレーションに施したクリスマスツリーが飾られるので、我が家ではもっぱら、「年末の風物詩」となっている場所。とすると換算してかれこれ5、6回は行っているはずで、私としては食傷気味なのだけれど、そこはそれ、子供達の展示物に対する理解度は、年を追うごとに変わって来ているらしく、何度行っても飽きないらしい。

というより、(特にナーに対しては)折角行っているのだから、展示してある物それ自体と、その意味ぐらいはそろそろ理解しようとつとめてほしいと思うのだけれど。


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去年、この博物館に「子供向けに理科が実体験できるコーナーが充実された」という話を新聞で読んでいたのだけれど、すっかり忘れていた。
この写真は「『もしも』を実現しよう」というコーナーにあった、点と線を結んで好きな音楽を奏でようというコーナー。丁度、「心地よい和音の法則は数学的に解明されている」という話を読んだばかりだったので、某か法則が見いだせるかと思ったが、そうは行かず。大人も子供もむやみやたらに駒を動かしまくりで、なんのことやらさっぱり分からずに終わった。

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そう言えば、私達がこちらに来た頃は「U-505」の展示室は、別料金がかかったのと、幼い二人には理解できないから入場料も勿体ないと思い避けていた。が、今回、展示室のみなら無料(ボート=潜水艦そのものの中に入るツアーには別途料金が必要)になっていたので行ってみた。

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第二次世界大戦の際に、アメリカを脅威にさらしたドイツの潜水艦。この展示はその技術の高さよりも、それを「やっつけた」アメリカの凄さを強調しているような気がする・・・のは、アメリカのお家芸。こういうコーナーで、珍しく無いのが日本を敵対視するデコレーション。皆が軽く通り過ぎる通路の壁に施してあるとはいえ、遊びに来ているのにその気分を吹き飛ばすこの手の展示には、いつも「嫌みったらしさ」を感じてしまう。

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常設のジオラマはいつもポヤッと気を抜いて休憩してしまう所。大人も子供も、囲いの中をくるくる回る列車を目で追いかけている。「お勉強」ムードから解放されて、ほっとしているのかもしれない。シャッターチャンスを逃すまいと陣取っては、子供を押しのけて動かない大の大人も私だけではなく。

クリスマスツリーのないこの博物館も、久しぶりに来てみれば、改築された展示場が充実していてい、また今度も楽しめた。
そして、かれこれずっと「あるはずなのにない!」とやきもきしていた「人体スライス」も今回初めて拝見。(この改装までどこかに閉まってあったらしい?)

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こんなのやら、骨や筋肉の「パーツバラバラの模型」を指差して、

「パパの背骨のここから液がもれていてね、すぐそばの神経を触って、それが痛いのなんのって。だから、この辺をスパッと切って、ここからはみ出している明太子みたいなのをニュイーって引っ張りだして来てね、」

と、二人に説明していた私。これこそ、理科の生きた授業・・・って、「フナ」?(笑)