久しぶりにバゲットなんだけれども

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久しぶりにバゲットの練習をしようと重い重い腰を上げて仕込んだものの、昨日は天気のせいで段取り悪く、夜になってなんとかオーブンにほりこんだ。クープなんてなんのことやら、相変わらずのっぺりバゲット。でも、粉は日本で買って来たお粉だからか、保水力高くてしっとりもちもち美味しかった。

さて、しっかり使い切るまで練習するか!
と、かけ声だけは掛けてみるものの・・・(笑)





アメリカは広いから地域によって天候も異なり、「アメリカ国内で住むならどこが一番住みやすいか?」という質問に応えるのもなかなか難しい。
北部は夏はさわやかだけれど冬は極度に寒いし、中西部に台風は来ないけれど干害もあるし、南部は陽気な気候だけれど台風や水害もあるし、西海岸は地震もあって、それぞれ一長一短。そしてここイリノイ州は台風そのものこそ届かないけれど、トルネード=竜巻の被害多く、"Tornado Alley"と呼ばれるような、「竜巻の通り道」があったりする。

昨日は11月には珍しくトルネード注意報(警報ではなく)が出て、結果、ちょこちょこと日本ではないような出来事が重なったので、今日は覚え書き兼ねて「トルネードと日本と少し異なるお天気がらみのお話」。

 □まず、そもそも11月の平均最高気温はだいたい10℃ぐらいなのに、昨日おとついは20℃近くまで上がり、珍しい暖かさ。家の中はエアコンで室温が一定なのはずに、家の造り方のせいからか、外気温の上下に合わせて体が感じる温度も違ってくる所がなかなか不思議。
そしてこの極端な温度差が、一日二日後、大概大きな暴風雨を西から引き連れてやってくる。

 □昨日は朝食時に雷雨だった。「雨だし雷が怖いから、車で送って?」という発言も日本ではあり得ない。
24時間お天気情報を流している番組は、10分おきに地元ローカルのレーダーを映して、雲や雨の動きを的確に知らしてくれる。「15分したら雨もあがるよ」というのは大当たりだったけれど、結局ぐずぐず言って送らされた。

 □午後2時半、夕飯の下ごしらえをするか、あるいは雨なんぞ降ってお迎えの必要があるかも、と気になって天気予報をチェックすると、なんとトルネード注意報が出ていた。念のために「大事なもの」は地下に運び、子供を早めに迎えに行くことにする。夫からも電話あり、「西ではひょうが降り出したらしい。(ゴルフボールぐらいの氷が降ってくるので)車がボコボコになるのはいいから、何かあったらすぐ避難しろよ。」と言う。
 大げさに聞こえるかもしれないけれど、用心するに越したことは無い。6年前にお隣の町がトルネードで潰れたのを見ている(しかも、そのトルネードはうちの真南3キロの所ででタッチダウンして西に進み、こちらに被害は無かったものの隣町は死傷者が出た)ので、結構恐怖なのである。

 □学校の駐車場で雲行きを見、地平線遠く、「雨のカーテン」がこちらに向かってくるのを見て、「あと15分。間に合いますように。」と祈る。レーダーでは時速60マイル=90キロのスピードで南西からやってくる暴風雨は間もなくここを直撃するはず。その前に車を出したいと願うのだが・・・

 □現地校の下校はいつもとても速やかで、下校のベルが鳴って5分もするとスクールバスは発車し、7、8分もすると自家用車も駐車場から出払って、学校には先生とクラブ活動組と、何か悪さしての居残り組だけが残ることになる。いつも通りニーは駐車場にやって来て車に乗り込むが、一方ナーはいつまで経っても校舎から出てこない。「雨が降ったら迎えに行くし」と今朝確かに言ったはず。ましてや恐がりのナーが歩いて帰ってしまうはずは無いと、しばらく待ったがギブアップ。なんなんだか。こういう日に限って、携帯を家に置いてってるし。

空になった駐車場を最後に出ると、直後雨のカーテンに飲み込まれた。これが滅多に無いぐらいひどい雨と風で、車がひっくり返されるのではないかと思ったけれど、なんとかナーを見つけねばといつもの道をのろのろと、しかし、とにかく前へ前へと進んだら、自宅の1ブロック手前でご近所さんが手招きしてガレージに呼び込むところだったナーと友達を発見。ガレージに飛び込んでしまったら、かえって見つけられない所だった。大声でお礼を言って二人を乗せ、友達を家まで送って行った。

ずぶぬれ二人が乗り込んだおかげで車のシートはぐっしょりと濡れ、家に入ったナーのジャケットとジーンズは、「脱水しないとこんなに重いのか」、とおののくぐらい水分を重く吸っていた。


 □「シャワー浴びていい?」と聞くナーに「悪いけど、停電するかもしれないからシャワーは待って。」。
田舎のライフラインはとても弱い。暴風雨であっけなく電線が切れて電気が止まる。シャワーを浴びている間に停電したら、高ぶってる神経が余計につかれるでしょ? とにかく体を拭いて着替えさせて、髪をドライヤーで乾かして・・・そんなことをしている間に風雨も弱まり、なんとか無事に夕飯を迎えることが出来たのだった。

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「なんでこんな時に歩いて帰ろうということになったの?」

という問いに、

「分かんない。だって出た時には降ってなかったし。」

雲行きみれば分かるだろうに。駐車場側に出て車を確認するもよし、友達に電話を借りて私に電話するのもよし。なんで頭使わないかなあ、とやっぱりまた叱られてしまうナー。

なんだか彼女の要領の悪さに、心配が募った一日でした。
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