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久々プルマン

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船便に入れる前に洗ってしまい、しかもPAMの力なしで型から上手く外せるのか。大いに心配だったのだけれど、思った通り、上手く外れなかった。これだけ便利な品々が揃っているのに、なぜにPAM(スプレーオイル)は簡単に手に入らないのか。
船便にPAMをほり込み、しっかり引っ越し業者に没収された(可燃物だから飛行機でも持って帰れない)あの2缶のPAMが惜しくてならない。

が、売り物でもなし。いい引きと噛みごたえと粉の甘さ。何よりも「焼かなきゃ」というプレッシャーから解放されたのが一番嬉しいか。狭い台所でどう動くか。オーブンの使い勝手はどうか。ちょっとずつ慣れて行くのもまた楽し。

が。

アメリカから持ち帰ったフードプロセッサー。心配していた通り、日本の電圧では粉600gが回せない。2斤分の生地を半分にし、時間も倍動かしてなんとか捏ね上がった。粉300gが限界かもしれない。







さて、ぼちぼちと楽しんでいる日本での小話。
例えば日本の良い所その1は学校給食のお献立。

昨日の学校給食の献立:
「兵庫の郷土料理」
ごはん
さわらの立田揚げ
黒豆
ぼたん汁

ご飯は兵庫県産、さわらは明石、黒豆は丹波で、ぼたん汁は六甲山に出没するイノシシ・・・というのは冗談で、しかし、「『郷土料理』の時は材料を地元で調達している」と献立表に書かれているから、「六甲山」は別にして、なかなか近い所から調達されているのだろう。月に2、3回「郷土料理」やら「季節の料理」といった特別メニューが登場し、社会の学習と食への関心を深めるのに役立っている、のかどうか。少なくともうちのニーは関心度非常に高く、時間割のチェックを怠って忘れ物を取りに帰ってくるという失態はおかしても、給食袋の用意と給食のメニューのチェックは怠らない毎日。

しかし、贅沢な食事だなあと思う。前夜の残り物を詰め込まれているナーのお弁当と比べると、ここからの成長ぶり(舌も体格も)が違ってくるのではないだろうか。

で、昨夜の我が家の晩ご飯は「さわらの味噌漬け」。
アメリカに住んでいた時は、「費用対効果」が低くて鰆なんて食べなかったのだけれど、さわらの味噌漬けは自分の好物だった事を思い出し、いそいそ買ってみたらばまさかのブッキング。
給食と晩ご飯が重なる妙な偶然は小さい頃から度々経験して来たけれど、我が家的にはあり得ない重なりに驚いている。

ニーと一緒に献立を事前にチェックしていれば避けようもあるのだけれど。
今見直したら、今月結構重なっているのだけれど。

要は市場の品が旬の物、という自然な流れに乗っていると言う事か。これがアメリカではなかなかあり得ないことだったりするのだから、今ここの話が当然と言えば当然なのだろう。いい国だ。

いい国、と言えば、小話2。

ナーの誕生日プレゼントを用意していなかったのだけれど、そういえば彼女が壊れた譜面台の代わりに新しいのを買ってくれと言っていたのを忘れていた事に気がついた。ネットで買うと980円からあるというのに、彼女が言うに、

「先輩が『YAMAHA』のがいいよ、って言ってたんだけど」

と言うから、

「また『先輩』って言う。」

と、ネットショップで5000円するヤマハの譜面台はそのまま棚上げされていたのだった。(実は先週、チューナーが要ると言って、これまた『先輩』がヤマハのチューナーを勧めたと言うから、わざわざヤマハの楽器店まで彼女自身が赴いて購入したばかりだった故。ちなみにこちらも5000円ナリ。)
で、安易かとは思ったのだけれど、誕生日のプレゼントに譜面台をネットで購入。昨日の午前中にポチッと購入ボタンを押したら、福岡から神戸まで、24時間で我が家に到着した。ちなみに購入時の注意事項には「お届けに2日から10日ほどかかります」とあった。これがアメリカだと、注意書き以上に時間がかかる事もある。

日本は素晴らしい国だ、と思う。サービスを受ける側がこの便利さを当然だと思っていて、サービスを提供する側もそれに「責任感」を持っている。駐在すると、働くにもサービスを受けるにも、その違いに慣れるまでにリハビリが必要だったのだと思い出す。

そして今日はもう一つ小話3。

テレビコマーシャルに魅せられたニー。そのリクエストにお応えして買い物に出かけたのは「ミスタードーナッツ」。ちょっと出遅れたクマちゃんドーナッツとキャンペーン中の100円ドーナッツを買って来て、その所用時間は往復10分。

近すぎるってのもかなり問題あり。

滅多に外食しないし、帰って来てからも殆ど全くと言っていいほど外食をしていないし、甘い物も買ってないので、これぐらいでくせになるとは思えない。たまに、のリクエストだからよしとするも、その便利さに驚く。いや、「前」が不便すぎたからか。

不便だったら不便だったなりに色々工夫して、買い物でも買い忘れがないようにしていたけれど、こんな所に住んでいると、その内無計画で不用意な過ごし方に慣れてしまいそうだ。

ちなみに、ドーナッツの対価は「塾に行く事」。(笑)
当初は塾に興味津々で通っていたニーは、近頃学校と塾の宿題をこなすに飽きと疲れが出て来て、昨夜はとうとう塾に行かなくてもいい?と言い出した。言うに事欠いて、

「ママのお仕事が見つからないなら、ニーが塾辞めていいよ。」(笑)

「いや、塾代には困ってないよ。ごはんのおかずを減らしたら済む事だからさっ」

と応えたら、がっくりしていた。

私達夫婦も受験直前まで塾に行かずに独学していた口だし、塾に行く事が必須だとは思わない。ニーも「塾に行きたい」と言ったからこそ行かせているのであって、けれど、何事においても中途半端に事を辞めるということに慣れてほしく無いから続けてほしいと願うわけ。

「週に2回はドーナッツ」

つまりはそういう旨味はあり得ない。
ということで、うちのニー。さて今日は素直に塾に行ってくれるかな。

ということで、長くなった小話メドレー。
要は一段落ついてヒマヒマだから。

お仕事、決めたいんだけどなあ。